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2012年11月22日

金 哲彦 ランナーの食事を科学する(第2回)

長距離ランナーに必要な栄養素(文:金 哲彦)

全国のいたるところで最先端のウェアを颯爽と着こなしたランナーを見かけるようになった。「東京マラソン」のスタートから6年。日本中に空前のランニングブームが起きている。健康で前向きな “ランニング”にチャレンジする人が増えたことは喜ばしい。しかし、気をつけて欲しいことがある。それは、経験の少ない初心者に起こるトラブルだ。

ヒザや足首の痛み程度なら少し休めば回復する。しかし、つい走り過ぎて過労になり、貧血になると事態は深刻である。走ることが面白くなり休養や栄養とのバランスを崩しては本末転倒。特に女性は、ランニング特有の「運動性貧血」には気をつけて欲しい。足の裏での赤血球破壊や極度の発汗によるミネラル分の放出など、運動性貧血発症の原因は諸説ある。

いずれにせよ、走る距離が増えてきたランナーは、予防として鉄分やミネラルを積極的に摂取するべきだ。手軽にサプリメントという方法もあるが、できれば食事で補うのがベスト。たとえば、鉄分を含む代表的な食物はひじきやレバーだが、味気ないし好き嫌いがあるだろう。その点、鉄分や亜鉛を豊富に含む赤身牛肉のニュージーランド牧草牛なら、カレーやシチューの食材に使うなど、バラエティに富んだ料理を楽しめると思う。

ニュージーランド牧草牛の100グラム中に含まれる鉄分量は、鶏胸肉の約2倍、豚肉の約2倍、サーモンの約3倍だと聞いた。牧草牛200gで、1日に必要な鉄分が摂取できるというのは素晴らしい。

<第3回につづく>

第1回目の記事はこちら



Posted by ニュージーランド牧草牛 at 17:25│Comments(0)
 
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